2021年06月24日

創業100年を迎えて

新谷商店は大正10年(1921年)に創業して今年(2021年)は創業100年目になります。
有限会社新谷商店となったのは2000年、私(重人)はその1年前から従事していますが、一つの区切りとして7/1に代表取締役に就任することになりました。創業から数えると四代目になりますが、節造りの伝統を守りつつ新たなチャレンジもしていきたいと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。

会社の定款を変更するにあたり、土佐清水市中浜610番地という会社の住所も土佐清水市中浜592番地と変更することにしました。そもそも610番地というのは祖父の家の住所で今は空き家となっているため、工場のある家の方の592番地にした方が良いだろうという判断です。これでスマホやナビで610番地へ行ってしまう人が減れば幸いです。

業務連絡的になっていますが、創業100年を機にしたチャレンジが3つあります。
1つはすでに6/16に発売した「宗田節燻製クリスプ」の「ゆず塩味」と「生姜醤油味」の新商品です。秋ごろできる「梅味」とあわせ、これまでにない画期的な製法と味わいなので今後どうなるかは未知数ですが、節製品の新ジャンルとして認識されるくらいに頑張りたいと思っています。

2つめは100周年記念土佐手拭いの制作です。高知のテレビでもおなじみの「株式会社わらびの」畠中さんに頼んでいて渋いデザインになっていますので近々お披露目します。

3つめは7/24に中浜会館で開催するイベント。高知市内で大人気の料理屋「藁屋WARAYA」を営む笹さんに、宗田節をふんだんに使ったおいしい100周年記念弁当をつくってもらい販売します。
詳細はSNSを参考にしてください。

 6〜7月にかけて盛りだくさんですが、どれも当社だけでできるものではなくこれまでのつながりを元にした取り組みとなっています。宗田節も原魚から節となるまで、多くの人や会社の助けなしにはできません。当社が今年100年目を迎えることができたのも土佐清水市の素晴らしい人や環境があり、そこでつくったものを日本全国で売ってくれ買ってくれる人や会社があればこそです。

これまでの営業活動でどれくらい社会に還元できているか分かりませんが、これからもコロナに限らず厳しい情勢のなか、ひたむきに経営を続けることで社会に貢献できる会社でありたいと思います。

創業100年の新谷商店
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2019年10月01日

新谷商店の削り節

新谷商店の削り節は四代目が削りを担当し、選別・袋詰・梱包・発送は熟練の従業員さんと家族で行っています。
削るのは円盤に刃が何枚も付いた機械で削りますが、それ以外の工程は全て手作業です。
新谷商店ではきれいで美味しい削り節をつくるために、大事にしていることがあります。

1.削るのは最高品質の宗田節のみ
第一に大事なのは「削る宗田節の質」
削りに使う宗田節の質が悪いと、どんなに注意して削ってもきれいで美味しい削り節はできません。
宗田節は原魚のソウダガツオから煮熟・成形で重量が半分ほどになり、その後の焙乾で2割以下まで燻製された保存食品となりますが、身中の脂肪分が焙乾工程や保管中の敵です。
脂肪分が多いと焙乾が効き難く、保管中に酸化して味が落ちます。
削っても身は黄色く、粉っぽくなり匂いも味も良くありません。
土佐清水沖で1-2月に一本釣りされた寒目近は、魚体は中大型ですが脂が少なく削り節に最適です。
気をつけないといけないのは、年々寒目近の質が低下しているので選別が難しくなっていることです。その分、職人の腕の見せどころではありますが、原魚の漁獲高と同じく質にも毎年危機感を感じています。

2.削りの前の下準備をしっかりと
きれいに削るためには削りの前の下準備が大事です。
一本の節が数千の削り節になるのですから、削る前に余分なものを取り除いておくことが肝心です。
具体的には腹身の部分に少し残った内臓や、硬い皮の部分を取り除きます。
尾部が大きく反り返ったものは切り取ることもあります。
じっくりと蒸して加熱殺菌した後、遠赤外線を照射してきれいに削る前の下準備が完了です。

3.削り機の整備・調整は入念に
宗田節が削り節となる間に接するのは削り機です。
特に削り機の刃の調整・切れ味には気を遣います。料理人が包丁を手入れするのと同じく毎回削り機を手入れすることで良い削り節ができあがると考えています。
削り機の刃には超硬刃という鉄も削れるような素材が使われていますが、硬い宗田節を削るたびに切れ味が落ちていくので、新谷商店ではこまめに刃を交換しています。
切れる包丁でつくった刺身が美味しいように、削り節も同じです。

すべては美味しい削り節のために。
食べた人が笑顔になる削り節をつくるため、日々考え行動しています。

新谷商店の削り節
posted by まるきゅう at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝えたい宗田節のだし文化

2014年12月25日

郷土料理調理実習を終えて

後日、生徒さん達から調理実習の感想文とお礼の文をいただきました!
とても嬉しかったので全部掲載いたします!
(許可はいただいています)


今回の調理実習の感想(学んだこと・覚えたことなど)

・今日は、宗田節を使った料理を作って宗田節はあまり食べたことがなかったけれど、こんなにおいしいことが分かりました。肉じゃがも少し変わった味がしておいしかったです。

・今日は宗田節を使った料理で炊き込みご飯と肉じゃがとかがおいしかったです。ふりかけとお吸い物は嫌いなきのこ類が入っていたけどおいしかったので食べれてよかったです。

・今日は宗田節を使って炊き込みご飯や肉じゃががおいしく出来ることが分かりました。自分からすすんで出来なかったけれどみんなで楽しくすることが出来ました。味は少し薄かったけど美味しく食べられたのは良かったです。今度は自分の家で作ってみようと思いました。

・宗田節を使って色んな料理が出来ることが分かりました。みんなけがなしで無事に終わって良かったです。美味しく出来て良かったです。

・宗田節を使った炊き込みご飯、お吸い物、肉じゃが、ふりかけを作って魚の風味がすごくてとても美味しかったです。出汁を取るのに使った節を、ふりかけを作るのに使って無駄のない料理で家でも作る時に出汁を取った節をふりかけにしたいです。

・今回の調理実習で作った炊き込みご飯に入れる具材を切る係が自分でどれくらいの大きさで切ればいいのかなどを学べました。

・お吸い物の出汁で使った昆布と宗田節をふりかけに出来ることが初めて知りました。炊き込みご飯に色々入れても意外と食べれました。

・今日は宗田節(のふりかけ)を初めて食べたので、ちょっと硬いけれどでも美味しかったです。お腹がいっぱいになりました。

・ささがきの仕方とか出汁の取り方など、たくさん学び良い体験をしました。卒業してそういう専門学校に行くので、とても助かりました。ただ少し、節のふりかけが食べづらくて仕方ありませんでした。味は良かったのですが・・・。

・昆布を切る時に、すべってとても切り難かったです。森田先生に切り方を教えてもらって分かりました。料理は失敗しても、次に頑張ればいいと思いました。

・今回は主に、ふりかけの作り方を学びました。ぼくはゴボウがあまり好きじゃないので炊き込みご飯はほとんど食べられなかったですが、その他の肉じゃが、ふりかけ、お吸い物はとても美味しかったです。

・宗田節をとった出汁はやっぱり違うなと思いました。炊き込みご飯がとても美味しかったです。ふりかけも少し硬いような気がしたけれど、噛むほど美味しかったです。お吸い物もよく出汁が出ていてとても美味しかったです。今度、自分でも作ってみようと思います。

・調味料の量やゴボウの切り方を覚えられました。ふりかけが美味しかったです。

・宗田節が意外と色々と使えたので、ビックリしました。香りカツオに味ソウダと言うだけあって味がしっかりしていて美味しかったです。

・宗田節を使った料理は作ったことがなく出汁を取ったり、手順などを知ることが出来、とても良かったです。私はあまり料理をする機会がないのですが、これをきっかけに自分でも作ってみたいなと思いました。


講師の先生へのお礼

・今日は宗田節を使った料理を教えていただき有難うございました。宗田節を使った料理はあまり食べたことがあまりありませんでしたが、すごくおいしかったです。

・今日は本当に有難うございました。あんまり宗田節のことが分からないけれど出汁がおいしかったです。

・今日は宗田節を使った料理を教えてくれて有難うございました。みんなで楽しく作ることが出来ました。有難うございました。今度は自分で作ってみようと思いました。

・今日はお世話になりました。料理実習をしてくださって有難うございました。とても美味しかったです。これからも宗田節を使った料理を食べたいと思います。

・郷土料理を教えて下さって有難うございます。魚の風味がすごくて無駄のない料理を作ることが出来て、改めて地元の味を知ることが出来ました。家でも簡単に作れる料理を教えて下さって有難うございました。

・最後に宗田節の袋をもらって得をした気分になって嬉しかったです。エブリデイキッチンに日常生活で行く機会があれば行きたいです。大切に宗田節を使わせていただきます。有難うございました。

・出汁の取り方など、色々教えて下さって有難うございました。宗田節も頂き、有難うございました。また機会があれば宜しくお願いします。

・(講師の)先生へ、今日は一緒に料理を教えてくれて有難うございます。あと、今日は楽しかったです。

・今日は美味しいご飯を食べさせていただき有難うございました。美味しすぎて逆にご飯が進みませんでしたが、冷たい水ならもっと良かったですが・・・。

・今日は有難うございました。宗田節は何度か食べていたことがあったけれど久しぶりに食べておいしかったです。

・普段家ではあまり宗田節を使った料理を食べないので、今回食べれてよかったです。これを機に家でも食べてみようと思います。

・具材の切り方から教えていただいて大変助かりました。私は来年から県外に出て一人暮らしを始めますが、今回教わった出汁の取り方で自分で料理していこうと思います。今日は有難うございました。

・講師の先生にグループに付いてもらえていたので美味しく出来ました。有難うございました。

・優しく分かりやすく教えて下さって有難うございました。料理中、楽しく話をしながらだったので話しやすくて明るく楽しい時間でした。

・今日は優しくとても丁寧に宗田節を使った郷土料理を教えて下さり、有難うございました。おみやげも家に帰って家族と美味しく頂きたいと思います。どうも有難うございました。


posted by まるきゅう at 18:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝えたい宗田節のだし文化

郷土料理調理実習

宗田節ブログに新たなカテゴリ、当店のキャッチフレーズでもある「伝えたい宗田節のだし文化」が満を持してスタートします!
以下の文章は、私の母親の新谷惠(やよい)と共に調理実習を行った妻の瞳によるブログです。


先日、清水高校で定時制の生徒さんたちに宗田節を使った郷土料理の調理実習に行ってきました。

地元の特産品である宗田節ですが、宗田節を知らない、食べたことのない生徒さんもいました。

レシピブックにも登場している新谷商店の女将が宗田節の説明をしました。

説明する女将

本日のお品書きは3品
・炊き込みご飯
・肉じゃが
・お吸い物

5班に分かれて調理実習スタート!!

まずは3品すべてに使う料理のベースとなるだし作りから。
だしを取ったことのない子が多く、削り節の使い方や味を知ってもらえて良かったです。
だし殻を使ったふりかけも作りました。

だし殻を使ったふりかけ作り

実際に調理に入ってからは、包丁使いは慣れない手つきではありましたが一生懸命に取り組む姿勢がかわいかったです。

一生懸命に刻んだネギ

みんなでワイワイと協力しながら準備を進めて楽しく実習が進みました。

楽しい調理実習の様子

炊き込みご飯はちゃんと上手に炊けているか他の班の進み具合を見て不安になりながらも各班無事に美味しく炊き上がりました!

うまくできた炊き込みご飯

調理している間にお腹が空いてしまって試食では思わず無言で食べてしまうくらい美味しくいただきました。
危うく写真に収める前に食べてしまうところでした。(生徒さんが写真を撮っているのを見て気付きました。)

完成した料理

お片づけではテキパキと自主的に動き、さすが高校生!スムーズに片付けも進みました。

スムーズにあと片付け

みんな素直で良い生徒さんたちで楽しい調理実習でした。
今回の調理実習で少しでも地元・土佐清水の特産品である宗田節の認知が広まり、地元産業の活性化につながれば幸いです。
posted by まるきゅう at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝えたい宗田節のだし文化